「経営・管理」の在留資格を取得する際に実務経験は必要ですか?

質問: 「経営・管理」の在留資格を取得する際に実務経験は必要ですか?

答え: 「事業の経営」に従事する場合は必須ではありません。ただし、「事業の管理」に従事する場合は3年以上の実務経験が必要です。


事業の経営に従事する場合

「事業の経営」に従事する場合、具体的には以下のような活動が含まれます:

  • 日本で自ら出資して会社を設立し、代表取締役として従事する。
  • 外国企業の日本法人の代表取締役として従事する。

この場合、実務経験は法律上必須ではありませんが、申請者の年齢や出資の有無によっては、実務経験を立証する資料が必要となる場合があります。特に若い申請者や少額の出資である場合には、経営能力を証明するために実務経験を示す資料の提出が求められることがあります。


事業の管理に従事する場合

「事業の管理」に従事する場合、具体的には以下のような活動が含まれます:

  • 外国企業の日本支店の支店長として従事する。
  • 日本の外資系企業の管理業務に従事する。

この場合、事業の経営または管理について3年以上の実務経験が必須です。この「3年以上の実務経験」には、大学院での経営・管理に係る科目を専攻した期間も含まれます。


まとめ

経営・管理ビザにおいて、事業の経営に従事する場合は、実務経験が必ずしも必要ではありませんが、申請者の年齢や出資の有無によって必要となる場合があります。一方、事業の管理に従事する場合は、3年以上の実務経験が必須です。いずれの場合も、具体的な状況に応じて専門家に相談することをお勧めします。

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